- このドキュメントについて
-
Vine Linux開発者ガイド
- Vine Linux開発への参加形態
- Vine Linuxの開発に参加するには
-
パッケージ作成のための基礎知識
- 更新パッケージの提供期間
- VineSeedについて
- 収録可能なパッケージのライセンスについて
- パッケージが属するカテゴリについて
- リリース済みVine Linuxのメンテナンスポリシー
- SPECファイルのバージョン管理について
- パッケージ作成環境の構築
- パッケージ作成から公開までの流れ
- Now Printing!
- gpgコマンドの使用方法
- GnuPGのGNOMEフロントエンドSeahorseの使い方
- Pidgin インターネット・メッセンジャーでVine Linux 定例IRC会議に参加する
- VineSeed環境の構築要領
- 開発を継続できなくなった時には
リリース済みVine Linuxのメンテナンスポリシー
セキュリティホールやバグの修正、機能強化のためにリリース済みVine Linux用のパッケージを更新する必要がある場合、パッケージの種類によって以下のポリシーに従うものとします。
3.5.1. main
- 3.5.1.1. core
- 3.5.1.2. lib 系
- 3.5.1.3. server 系
- 3.5.1.4. user application 系
3.5.1.1. core
- 原則としてパッチによる対応とし、バージョンアップはしない。
- 著しくパッチの管理が困難、またはupstreamのメンテナンスに問題がある場合、API/ABI 完全互換である場合に限ってマイナーバージョンアップ可能。ただし、承認プロセスをへる必要がある。
3.5.1.2. lib 系
- 原則としてパッチによる対応とし、バージョンアップはしない。
- ABI/API 完全互換である場合は、bugfix/enhancement も可能。ただし、承認プロセスをへる必要がある。
3.5.1.3. server 系
- 原則としては、API, ABI 設定ファイルなどを含め完全な互換がない限りは バージョンアップはしない。
- 変更点を把握した上でユーザに迷惑がかからないことが確認できた場合は、BUGFIX/ENHANCEMENT としてバージョンアップも可能。ただし、承認プロセスをへる必要がある。
3.5.1.4. user application 系
ユーザのデータや使用状態に問題がおこらない範囲であれば、バグの修正や機能強化のためのバージョンアップを行えます。
3.5.2. plus
- API/ABI 互換である場合には バージョンアップ可能
-
上記以外の場合は、
- 依存されていないか、依存されているものが全て自分がメンテナである場合は バージョンアップ 可能。
- 依存されているものを全て対応できるが、自分がメンテナじゃないものが含まれている場合は要相談。(メンテナ以外が update したい場合の方法参照)
3.5.3. extras
依存関係を壊さない限りバージョンアップ可能です。継続してメンテナンスできる場合は、plusへの移動を開発用メーリングリストで依頼してください。
3.5.4. nonfree
plus に従う。self-build 系は、原則として、so name の変更があるバージョンアップはしない。