Vine Linux は、Project Vineおよび多くの協力者によって開発が行われている、
コンパクトで軽量な日本語Linuxディストリビューションです。
インストールの直後から快適な日本語環境で作業ができるように、
さまざまな配慮を行っており、2GB の USB メモリに収まるコアオペレーティングシステムと
VinePlus と呼ぶ追加パッケージ集により、必要に応じたオペレーティングシステムを構築することができます。
定評あるパッケージマネージャ APTとその簡単なユーザインタフェースにより、
ソフトウエアの追加や更新が簡単に行うことができます。
Vine Linux 6 はいわゆるパソコン (Intel x86互換の32bitシステム と
AMD64/Intel64 互換の64bitシステム) で動作し、どの環境でも同じように
利用することができます。
Vine Linux の開発にはだれでも自由に参加することができ、必要とする
人が必要とするものを作り上げる自由なオペレーティングシステムです。
ターゲット
Vine Linuxのターゲットユーザ
Linuxを常用OSとして使用したい個人・SOHO・教育機関をメインターゲットとしています。
日本語対応
使いやすい日本語環境を提供します
メニューやヘルプなどの国際化 (i18n)は既に各々のアプリケーションで作業されています。
そのため、日本語環境の利用は、多くのディストリビューションで実現されています。
Vine Linuxでは、他のディストリビューションでは受け入れることが困難な日本語環境でのみ意味のあるパッチの採用などを実施し、
より日本語環境に特化して地域化(L10N) された環境を提供することを目指します。
また、開発者のほとんどは日本語がネイティブのため、バグ報告や質問、
要望、開発への参加などすべて日本語で行うことができます。
コンパクト
程よい標準設定
日本において日本語で利用する上で程よい標準環境と標準設定を提供しています。
メインパッケージを厳選します
デスクトップ環境、webブラウザ、メールクライアント、音楽プレーヤ、サーバ系プログラムなど、
用途に応じて数多くのプログラムが存在します。しかしながら、はじめて Vine Linux に触れるユーザが、
なにもかもインストールされているデスクトップ環境でどれを使えばいいのか混乱することを避けるため、
メインパッケージには同一用途のためのパッケージを複数採用することはしません。
ただし、ユーザの選択肢を広げるため、メインパッケージに採用されなかったパッケージについては
追加パッケージ集(Vine Plus)として提供します。
軽量
使い勝手を犠牲にしない軽量・高速化を図ります
用途、目的、ハードウエア等を限定したり犠牲にすることがない範囲で、
軽量化や高速化を目指し、多くの環境での快適な動作環境を提供します。
標準構成のままでジェネリックな利用ができる環境を提供し、最大限の効果を引き出します。
安定
安定性と最新性のバランスを見極めたバージョン選定を行います
やみくもに最新版を追いかけません。
機能的に魅力が多いが安定性に難のある最新版よりは、やや枯れていて安定したバージョンを選択してパッケージングします。
標準ライブラリやコンパイラなど、ディストリビューションの基礎になる部分については、特に慎重にバージョン選定を行います。
しかしながら、常用によるテストにより安定性が見込める、または軽微な修正で安定性が改善するものであれば、
新しいバージョンも積極的に採用します。
ポイント
Vine Linux 6 では、前バージョンから多く改良が加えられました。
特にに以下の点において重点的に改良されています。
- 収録ソフトウエアの刷新
- 日本語入力システムの刷新
- 対応アーキテクチャの変更
- 軽量・高速
- 安定性の向上
- ルック&フィールの改善
詳細は、Vine Linux 6 について を参照してください。