パッケージのテスト
Vine Linuxでは、各種アプリケーションをRPMパッケージ(以降、パッケージと呼ぶ)として提供しています。これらパッケージをテストし、バグトラッキングシステム(以降、BTSと呼ぶ)を利用して問題を報告する事でVine Linuxの品質向上に貢献します。
パッケージのテストでは、インストールの可否やアプリケーションの起動の可否はもちろんのこと、一通りアプリケーションの機能を試して問題がないか確認します。一つの機能に対して複数の実行方法1が用意されている場合は、全ての実行方法を試してください。テストするパッケージがライブラリのように直接実行する事ができないパッケージについては、そのパッケージを必要とするアプリケーションをテストします。
テストの結果、予期しない動作(バグ)を発見した場合は、その動作を再現できるか確かめた上、Vine Linux BTSで新規レポートを作成します。
スパム防止のため、新規レポートを投稿する場合はゲストユーザであってもユーザ名とパスワードによる認証が必要となっています。
ゲストユーザとして投稿する場合は、ユーザ名にguest、パスワードにvinelinuxと入力して認証してください。
後述するセクション 2.2 - 開発者アカウントの発行でアカウントを登録した場合は、ログインにアクセスし、登録したユーザ名とパスワードで認証してください。
新規レポート作成にあたっては、パッケージ作成者がバグを確実に再現できる様、できるだけ詳細に記述してください。
なお、正式なパッケージとして登録する前にパッケージ作成者以外にテストを行ってもらうパッケージを登録するリポジトリが用意されています。リリース済みVine Linux用のproposed-updatesや開発版VineSeed用のtestです。これらのリポジトリにパッケージが登録された場合、セクション 2.1.1 - 開発者用メーリングリストへの参加方法で紹介するメーリングリストに投稿されますのでテストへの協力をお願いします。
パッケージのテストに参加したい場合は、第2章 - Vine Linuxの開発に参加するにはとセクション 3.1 - 更新パッケージの提供期間及びセクション 3.4 - パッケージが属するカテゴリについてを読んでおいてください。