パッケージを作成・更新する前に
- 5.1.1. パッケージの存在を確認する
- 5.1.2. 既存パッケージの場合(整理中)
- 5.1.3. 新規パッケージの場合
5.1.1. パッケージの存在を確認する
パッケージを作成する前に既にパッケージが存在しないか、確認をしてください。コマンドを使用してパッケージを検索する場合は、次のようにします。
# apt-get update # apt-cache search packagename | sort
複数のバージョンを共存させる場合などパッケージ名にメジャーバージョンが含まれる場合があるので注意してください。また、pkgconfigのように実際の配布名pkg-configと異なっているパッケージもあるので注意が必要です。パッケージの検索時に表示されるパッケージの概要説明も参考にしてください。
5.1.2. 既存パッケージの場合(整理中)
既存パッケージを更新する場合は、パッケージのカテゴリに応じて以下の承認プロセスを踏む必要があります。この際、セクション 3.5 - リリース済みVine Linuxのメンテナンスポリシーも念頭に置いてください。
セキュリティ問題の修正である場合
セキュリティ問題の修正である場合、メンテナの承認は不要(通知のみ)とします。
また、バグトラッキングシステムは、Security Watch Teamのもの(非公開)を使用します。
- 5.1.2.1. mainのパッケージの場合
- 5.1.2.2. plusのパッケージの場合
5.1.2.1. mainのパッケージの場合
- メンテナである場合は、セクション 5.1 - パッケージを作成・更新する前にへ進む。
- パッケージを更新したい理由とその方法について開発者用メーリングリストに投稿する。
- 1週間以内にメンテナから異議が出た場合は、作業を中止し、対応について調整する。
- パッチによる更新の場合は、セクション 5.2 - パッケージの作成・更新へ進む。
- バージョンアップが伴う場合は、BTSに新規レポートを作成
- 開発者用メーリングリストに提案し、合意を取る。
- パッケージを作成・動作確認し、proposed-updates用のディレクトリにアップロードする。
- 動作確認レポートをセクション 5.1 - パッケージを作成・更新する前にへのリプライとして登録してもらう。
- 全てのアーキテクチャでの複数の動作確認レポートがあるか、セクション 5.1 - パッケージを作成・更新する前にから1ヶ月経過した場合、正式にリリースする。
5.1.2.2. plusのパッケージの場合
- メンテナである場合は、セクション 5.1 - パッケージを作成・更新する前にへ進む。
- パッケージを更新したい理由とその方法について開発者用メーリングリストに投稿する。
- 1週間以内にメンテナから異議が出た場合は、作業を中止し、対応について調整する。
- パッチによる更新の場合は、セクション 5.2 - パッケージの作成・更新へ進む。
- 開発者用メーリングリストに提案し、合意を取る。
- セクション 5.2 - パッケージの作成・更新へ進む。
5.1.3. 新規パッケージの場合
セクション 5.1.1 - パッケージの存在を確認するの結果、該当するパッケージが見つからなかった場合もまず開発者用メーリングリストで作業開始の旨を連絡してください。この際、パッケージの概要や開発元、ライセンスなどを明記してください。場合によっては、作成に異議がある場合もありますのでその後の返信に注意してください。