設定方法(3) - フィルタの設定
- F.4.1. プリンタの用紙サイズを選択する
- F.4.2. 解像度と色深度を選択する
- F.4.3. プリントオプション
F.4.1. プリンタの用紙サイズを選択する
すべてのプリンタがリストされた全ての用紙サイズに対応するわけではないので注意してください。また、違う用紙サイズを使う場合に調整が必要なプリンタもあります。
F.4.2. 解像度と色深度を選択する
解像度はプリンタの出力品質を制御します。一つの解像度しか選択できないプリンタもあります。またEPSONのドットマトリックスプリンタのように様々な解像度をサポートするプリンタもあります。解像度と色深度に関する追加情報を読んでください。
F.4.3. プリントオプション
- F.4.3.1. "排紙処理のために EOF を送信しますか?"
- F.4.3.2. "階段状に印刷される症状を修正しますか?"
- F.4.3.3. "テキスト高速印刷(PSプリンタ以外・内蔵日本語フォントが必要)"
- F.4.3.4. "8/4/2/1 ページを1枚に印刷"
- F.4.3.5. "両面印刷設定"
- F.4.3.6. "マージン"
- F.4.3.7. "追加 GS オプション"
F.4.3.1. "排紙処理のために EOF を送信しますか?"
プリンタにジョブが終了したときに強制的に排紙させます。これで送られるデータを受け付けるまで印刷しないプリンタもあります。もし余計な白紙が印刷されるときは、このオプションをオフにしてみてください。
F.4.3.2. "階段状に印刷される症状を修正しますか?"
もし階段状にテキストファイルが印刷されるならオンにしてください。
次のオプションは「テキスト印刷のみ」として設定したプリンタには働きません。
F.4.3.3. "テキスト高速印刷(PSプリンタ以外・内蔵日本語フォントが必要)"
PostScript プリンタ以外のとき使用します。もしこのオプションがオンのとき、Ghostscript のデバイス名により ESC/P・ESC/Page・LIPS III・NPDL のコードを直接出力することができ、高速に日本語テキストを印刷することができます。
それ以外の場合はテキスト (ASCII) ファイルが直接プリンタに送られます。これは、このオプションがオフのときよりも通常高速に印刷されますが、日本語フォントをもっていないプリンタでは日本語が文字化けますし、日本語フォントをもっているプリンタでも漢字コードが適切でないと文字化けします。もしこのオプションがオフの場合入力されたテキストは 'mpage' プログラムに送られ、PostScript に変換され、そしてghostscriptに送られ印刷されます。
このオプションをオンした場合複数ページを1枚に印刷する機能が使えなくなってしまいます。その機能は 'mpage' プログラムを使う必要があるからです。
F.4.3.4. "8/4/2/1 ページを1枚に印刷"
このオプションで複数ページを1枚に印刷する機能が使えます。もし "高速テキスト印刷" オプションを選択したら、このオプションは働きません。"高速テキスト印刷" をつかうことによって 'mpage' を使わないようになってしまうからです。'mpage' を使うことによってこの機能が実現されています。
F.4.3.5. "両面印刷設定"
このオプションでは両面印刷機能をもっている一部のプリンタで両面印刷の制御が行えます。「両面印刷」をチェックすると両面印刷になり、「片面印刷」をチェックすると片面印刷にすることが可能です。
両面印刷に対応している機種を次にあげます。
- PostScript Level2 プリンタ
- PostScript 3 プリンタ
- LIPS IV 対応機
- ESC/Page 対応機
- NPDL 対応機