フレームバッファの使用と日本語表示
Vine Linuxでは標準でVESAフレームバッファを有効にしていますが、ビデオカードによっては有効にならない場合があります。
詳しくは、kernel-doc パッケージをインストールし、 /usr/share/doc/kernel-doc-*/fb/ の各ドキュメントを参照してください。
例 A-1 VESAフレームバッファの解像度指定方法
セクション B.2 - デフォルトのカーネルオプションを変更するにはを参照し、画面の解像度などに応じて、以下のようなカーネルオプションを指定してください。
表 A-1 VESAフレームバッファ用カーネルオプション
カーネルオプション | モード |
---|---|
vga=0x301 | 640x480x8bpp |
vga=0x303 | 800x600x8bpp |
vga=0x317 | 1024x768x16bpp |
例 A-2 VGA16/i810フレームバッファの利用方法
VESAフレームバッファに対応していないi81xなどの場合は、起動後にroot権限で以下のようにしてモジュールを読み込ませることでフレームバッファを利用できるようになります。
- VGA16フレームバッファ
$ sudo modprobe vga16fb
- i810専用フレームバッファ
$ sudo modprobe i810fb
フレームバッファでの日本語表示について
Vine Linux 5.0から、標準ローケルが ja_JP.UTF-8 となったため、UTF-8未対応のUNICONモジュールは廃止となりました。
フレームバッファで日本語表示を利用したい場合は、fbtermパッケージをインストールして起動してください。