伝統的なファイルシステムのマウント方法

従来のように一般ユーザーで mount コマンドを利用したいのであれば、 floppy や cdrom について次のように /etc/fstab に記述してください。

/etc/fstab にデバイスを書いてしまうと GNOME での Auto Mount ができなくなるのでこの方法は推奨しません

/dev/fd0                /mnt/floppy             auto    noauto,owner,kudzu,iocharset=euc-jp 0 0
/dev/cdrom              /mnt/cdrom              iso9660 noauto,owner,kudzu,ro,iocharset=euc-jp 0 0

USB FDD の場合は /dev/fd0 ではなく /dev/sda などになっていることがあります。

/dev/sda                /mnt/floppy             auto    noauto,owner,kudzu,iocharset=euc-jp 0 0

また、この方法では、root権限で $ sudo mkdir -p /mnt/cdrom などのようにマウントポイントを作成しておく必要があります。

GNOME での Auto Mount を無効にするには

GNOME での Auto Mount を無効にするには GNOME のメニューから デスクトップ 設定 リムーバブル・デバイスとメディア を選択し、リムーバブル・ドライブとメディアの設定を起動します。(GNOME端末からは gnome-volume-properties というコマンドで起動できます。)

ストレージというタブのリムーバブル・ストレージのメディアが挿入されたらマウントする(I)というところのチェックをはずします。

図 D-1GNOME の Auto Mount を無効に

現在マウントされているデバイス等を確認するには mount コマンドを使います。

$ mount
/dev/hda2 on / type ext3 (rw)
none on /proc type proc (rw)
none on /proc/bus/usb type usbfs (rw)
/dev/hda1 on /boot type ext3 (rw)
/dev/hda3 on /home type ext3 (rw)
none on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620)
none on /dev/shm type tmpfs (rw)
/dev/hdc on /mnt/cdrom type iso9660 (ro,nosuid,nodev,iocharset=euc-jp)