IME
Emacs 上におけるデフォルトの IME は、 X 上におけるそれと連動して、 setime コマンドなどで設定される環境変数 EMACS_IME で決定されます12。
環境変数 EMACS_IME と異なる IME を使いたい場合は、 ~/.emacs.d/emacs23-vine-default.el(図 2-2) で emacs-ime の値に指定してください。 anthy-el パッケージに含まれる anthy.el を使うときは、次のように設定します3。
(setq emacs-ime "anthy-el")
1
Vine Linux 6 の初期設定では、各ユーザのホームディレクトリに作成される ~/.Xresources で Emacs*useXIM の値として falseが設定されているため、XIMは使われません。
2
Vine Linux 5 での初期設定では、 tamago パッケージがインストールされている場合は tamago の Anthy インタフェースが使われます。 tamago パッケージをインストールしていない場合は emacs パッケージに同梱されている LEIM (Library of Emacs Input Method) が使われます。 LEIM では Vine Linux 5 標準のかな漢字変換システム Anthy を使いませんので、 変換効率が低くなってしまいます。