パッケージ作成に必要なディレクトリの変更方法
パッケージ作成に必要なディレクトリを変更したいときには、~/.rpmmacrosの設定を変更します。
例 C-1 トップディレクトリの変更例
パッケージ作成に必要なディレクトリを全て/home/user/VinePlus以下に格納する場合は、以下のように変更します。
%_topdir /home/user/VinePlus
また、以下のマクロを設定することで個別に設定することもできます。
表 C-1 ディレクトリ制御用マクロ
マクロ名 | 使用目的 | 既定値 |
---|---|---|
%_builddir | ソースの展開・ビルド用 | %_topdir/BUILD |
%_rpmdir | バイナリパッケージ格納用 | %_topdir/RPMS |
%_srcrpmdir | ソースパッケージ格納用 | %_topdir/SRPMS |
%_specdir | SPECファイル格納用 | %_topdir/SPECS |
%_sourcedir | アプリケーションのソース・パッチ格納用 | %_topdir/SOURCES |
ディレクトリの作成を忘れないように
ここで説明したマクロを設定した場合は、設定に合わせて書き込み可能なディレクトリを作成する必要があります。
特に%_rpmdirを設定したとき(%_topdirの変更による位置の変化も含む)には、設定したディレクトリの中に i386・noarch などのarchitecture 毎のディクレトリも忘れずに作成してください。