インストール先の確保
Vine Linuxをインストールするには、ハードディスクに、新たにパーティションを作成するための空き領域が必要です。 WindowsがプリインストールされたPCを購入した場合は、ハードディスクのすべての領域をWindowsが使う設定になっていることがほとんどです。この場合は、以下のいずれかの方法で空き領域を確保してください。
Linux用に空き領域を残してWindowsを再インストールする
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Windowsパーティションの未使用部分を空き領域にするツールを利用する
このツールには、dosutilsディレクトリ内のFIPS.EXEや、パーティションマジック(Partition Magick)などの市販の製品が利用できます。これらのツールを使用する際には、まず一時的に仮想記憶を使わない様にした上でデフラグを行ってください。ただし、FIPS.EXE では 8Gバイトを越える部分のパーティション操作は行なえません。
新規にディスクを増設する
1.の方法は既存の環境を初期化することになりますので、必ず必要なデータをバックアップしてから行ってください。また、2.の方法の場合も絶対に安全とは言えませんので、必要なデータのバックアップを行ってください。
必要な空き領域のサイズは、最小構成で約500Mバイト以上(フルインストール時に約 2Gバイト以上)です。この他にスワップ領域とユーザ領域が必要となります。Kernel 2.6 ではスワップ領域はメモリの2倍程度を目安にしてください。
ほとんどのマシンにはWindowsがプリインストールされているため、パーティションを意識することはないでしょう。新品のハードディスクを使う場合、まず論理的にいくつかに分割し、その分割したものをどのOSで使用するかを設定しなければなりません。この分割した部分を「パーティション」といいます。そして、パーティションに割り当てられていない部分を「空き領域」などといいます。Linuxをはじめてインストールする場合、空き領域にLinuxが使用するパーティションを作成する必要があるのです。この説明については、WindowsのFDISK.EXEコマンドなども参考になるでしょう。