システムの停止
システムを停止したいときは、いきなり電源を落してはいけません。電源を切る場合は以下のようにshutdownコマンドを実行してください。
# shutdown -h now
通常、shutdownはroot権限で行いますが、Vine Linux のデフォルトの設定では一般ユーザでも shutdown を行う事ができる様になっています。
shutdown を実行してしばらくすると自動電源 off 機能があるコンピュータの場合は自動的に電源が切れます。切れない場合には、『System halted.』あるいは『Power down.』『Power off.』といったメッセージが表示された後、アクセスランプなどでハードディスクが動作していないのを確認した上、電源スイッチを切ってください。
他の停止方法
この他にも以下の方法でシステムを停止することができます。いずれの方法を使っても構いません。
# halt -p
# /sbin/telinit 0
これらの場合も自動的に電源が切れますが、切れない場合は shutdown の場合と同様に対処して下さい。
停止後すぐに再起動(reboot)したい時には、以下のようにshutdownコマンドに-rオプションを付けて実行します。
# shutdown -r now
他の再起動方法
この他にも以下の方法でシステムを再起動することができます。いずれの方法を使っても構いません。
# reboot
# /sbin/telinit 6
shutdownの遅延指定や警告メッセージ
nowの代わりに時刻を指定することでshutdownの実行時間を制御することができます。
# shutdown -h 12:10
この様にすると12:10にshutdownを開始します。また、何分後という指定も可能です。
# shutdown -r +5
ちなみにnowは、+0のエイリアスです。
なお、shutdown時刻の指定の後に全てのユーザに送る警告メッセージを指定する事も可能です。
# shutdown -r +5 'maintenance reboot 5 minites ago.'
詳しくは、shutdownのマニュアルをご覧ください。