Vine Linux Magazine
Vine Linux 5.2 への更新手順
Vine Linux 5.1 から Vine Linux 5.2 への基本的な更新手順です。
Vine Linux 5.1 から Vine Linux 5.2 への更新はこの手順で問題ないように開発されてはいますが、環境によってはエラーなどが発生する場合もあるかもしれません。
その場合はメーリングリストなどで相談してみてください。
Vine Linux 5.2 を公開でアナウンスされた通り、Vine Linux 5.2 の公開から2週間程度経過しましたので、現在は Vine Linux 5.2 への更新の手順を実施することだけで Vine Linux 5.2 に更新されます。
Vine Linux 5.1を最新状態にする
まず、Vine Linux 5.1 を update-watch や Synaptic パッケージマネージャー、apt-get などで最新の状態に更新しておきます。
apt-line を更新する RPM パッケージのインストール
次に apt-line(RPM パッケージのリポジトリの場所)を更新する RPM パッケージを入手します。次のパッケージを入手してください。
- apt-sourceslist-main-1.2-1vl5.noarch.rpm
- apt-sourceslist-nonfree-1.2-1vl5.noarch.rpm
- apt-sourceslist-plus-1.2-1vl5.noarch.rpm
これらの RPM パッケージは Vine Linux 5.2 の CD などに収録されています。インターネット上では各種ミラーサイトにあります。i386 アーキテクチャの場合は例えば次のところから入手できます。お使いx86_のシステムのアーキテクチャが x86_64 や ppc の場合は適宜読み替えてください。
- ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/Vine-5.2/i386/Vine/RPMS.main/apt-sourceslist-main-1.2-1vl5.noarch.rpm
- ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/Vine-5.2/i386/Vine/RPMS.main/apt-sourceslist-plus-1.2-1vl5.noarch.rpm
- ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/Vine-5.2/i386/Vine/RPMS.main/apt-sourceslist-nonfree-1.2-1vl5.noarch.rpm
これらの RPM パッケージを入手後、あなたのシステムにインストールしてください。例えばファイル・ブラウザ(Nautilus)で RPM パッケージファイルを指定し、コンテキストメニュー(いわゆる「右クリックメニュー」)から「RPM インストーラで開く」を選択することでインストールを行うことができます。
ただし、/etc/apt/sources.list.d 以下のファイルを編集している場合はその書き換え結果が優先されます。その場合は直接ファイルを書き換えるなどの対処を行ってください。
Vine Linux 5.2 への更新
これまでの作業であなたのシステムは Vine Linux 5.2 への更新の準備ができました。後はいつも通りの手順で最新の環境に更新してください。
update-watch を使う場合は、update-watch のアイコンのコンテキストメニューから「アップデートを確認」を選択してファイルリストを更新した後、「全てをアップグレード」で PRM パッケージのダウンロードとインストールを実施してください。
最後に再起動を促されると思いますので、再起動をしてください。これであなたのVine Linux は最新の Vine Linux 5.2 に更新されました!引き続き Vine Linux ライフをお楽しみください。