Vine Linux Magazine
Vine Linux Magazine 2012.03
すでに 4 月に入っておりますが、 遅ればせながらの Vine Linux Magazine 2012.03 をお届けします。
2012 年 4 月 7 日に「Vine Linux 6.1 alpha 1 既知の不具合」を追記しました!
ニュース
Vine Linux 6.1 リリースが遅れます…。
先月の 3/15、オープンソースカンファレンス 2012 Tokyo/Spring への参加に合わせて、Vine Linux 6.1 alpha 1 を beta サイト において公開しておりました(VineSeed:024794)。
3/25、vinelinux.org の一部のサービスを提供しているサーバの設置施設において、計画停電がありました。ところが、計画停電完了後に、そのサーバが戻ってこない事態になってしまいました(VineSeed:024846)。
暫定的に errata 提供サーバ(updates.vinelinux.org)とミラーサーバ(mirrors.vinelinux.org)が復旧しておりますが、開発関係の Incoming キュー(incoming.vinelinux.org)などが復旧しておりません。 現在、復旧作業にあたっていますが、完全な復旧には、しばらく時間がかかる見込みです。 これにともない、Vine Linux 6.1 リリースは当面の目処が立つまで延期されます(VineSeed:024847)。
現時点で明らかとなっている Vine Linux 6.1 alpha 1 における既知の不具合を、下記にまとめました。合わせてご参考ください。
オープンソースカンファレンス 2012 Tokyo/Spring に参加してきました!
今回の OSC 2012 Tokyo/Spring には、展示ブースとセミナーをしてきました。 展示ブースにて、Vine Linux 6.1 alpha 1 インストーラ DVD メディアを配布するために、50 枚ほど用意しておりましたが、2 日目のお昼ごろにすべてなくなってしまいました。64 bit 版(x86_64)もようやく定着しはじめてきたようです。
セミナー内容は、副代表の松林弘治さん(id: shaolin)から「Vine Linux 6.1 リリース直前の最新情報」、工藤さん(id: kudoh)から「Examples of utilization of Vine Linux 6」、私(id: munepi)から「Vine Linux とゲームと私」の 3 本でした。
OSC 2012 Tokyo/Spring に参加したときの写真が、facebook の Vine Linux の 2012.03.17 OSC2012 Tokyo/Spring にいくつかあります。
Project Vine のブースに足を運んでくださった方々、 Project Vine のセミナーに参加してくださった方々、 そして、OSC にご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
Vine Linux 6.1 alpha 1 既知の不具合
freetype2 と freetype2-devel とのバージョンが不整合になる
Vine Linux 6.1 alpha 1 のインストール直後に、 freetype2-2.4.4-4vl6 がインストールされている環境では、 freetype2 の errata が発行されるまでの間、 freetype2-devel-2.4.4-4vl6 をインストールできません。
現時点(2012 年 4 月 7 日)において、 本件の freetype2, freetype2-devel のバージョン不整合に対する回避策は、
$ sudo apt-get install freetype2=2.4.4-3vl6などを実行して、freetype2-2.4.4-3vl6 に戻します。
セキュリティ・バグフィックスアップデート
Vine Linux 6
3 月に Vine Linux 6 のエラッタが 5 件ありました。
おわりに
昨年から始まった Vine Linux Managize では、新しく追加・更新されたパッケージの一部紹介や開発状況の紹介など毎月紹介する定期的な記事と、不定期に発行される読み物や活用方法などの記事を発行しています。定期版は毎回持ち回りで行うため、筆者の興味によって内容は大きく異なる場合があります。
Vine Linux Magazine では、Vine Linux に関する様々な情報、小ネタ、Tips、ノウハウ(バッドノウハウ含む)、活用事例などを書いていただける方を募集しています。また、「XXの記事を書いて欲しい」などのご要望なども随時お待ちしておりますので、ML や Twitter のハッシュタグ #VineLinux、IRC、個別メールなどでお知らせください。