第11章 スクリプト部で使用できるその他のセクション

スクリプト部に入れることができるセクションは、「スクリプト部」で説明したほかにもいろいろあります。

表11.1 インストール時やアンインストール時に起動するセクション

セクション名 概要 詳細説明
%pre RPMパッケージをインストールするときパッケージの展開前に行うことを書く 「%preセクション」
%post RPMパッケージをインストールするときパッケージの展開後に行うことを書く 「%postセクション」
%preun RPMパッケージをアンインストールするとき展開ファイルの削除前に行うことを書く 「%preunセクション」
%postun RPMパッケージをアンインストールするとき各ファイルを削除した後に行うことを書く 「%postunセクション」

さらに、他のパッケージがインストールされた時に起動するスクリプトも記述できます。

表11.2 他のパッケージがインストールされた時に起動するセクション

セクション名 概要 詳細説明
%triggerin あるパッケージがインストールされていた、もしくは、された時に起動するスクリプト 「%triggerinセクション」
%triggerun あるパッケージの削除前に起動するスクリプト 「%triggerinセクション」参照
%triggerpostun あるパッケージの削除後に起動するスクリプト 「%triggerinセクション」参照

パッケージが正しくインストールされているかを検証するには、rpm コマンドで -V オプションを用いますが、-V オプションでできることを増やすためのセクションもあります。

表11.3 パッケージの検証時に起動するセクション

セクション名 概要 詳細説明
%verifyscript RPMパッケージを検証するとき(rpm -Vを実行した時)に追加して起動するスクリプト 「%verifyscriptセクション」

この章で説明するセクションは、SPECファイルからRPMパッケージを作るときには、実行されることはありません。

%pre %post %preun %postun %triggerin %triggerun %triggerpostun といったセクションを使うのは、ちょっと注意が必要です。 詳しくは、付録A RPMパッケージをつくるときの注意を参照してください。

11.1. %preセクション

RPMパッケージをインストールするとき、パッケージの展開前に行うことを書く。 -pオプションについては%postの場合(以下)参照。

ここでの処理で必要となるパッケージ等は、Requires(pre): で指定します。